はじめに
ゲーム制作の進捗ブログの第14回となります。
2022年になって初めての更新でございます。
今年に入ってからブログとは別に開発日記をつけております。
去年まではあまり正確な記録をとっていなかったのですが、機能を実装するためにスクリプトを作ったり、改修することが多くなり、全体を把握することが難しくなったためです。
PCを触れる時間はできるだけゲーム開発そのものにあてたいので、外出先でも入力できるようにGoogleのAppSheetで簡単な開発日誌アプリ(?)を作りました。
スマホアプリのフォームに入力するとスプレッドシートに登録される仕組みです。
そのうちスプレッドシートからこのブログにまとめて更新できるようにしたいと検討中です。
今回はその開発日記を参考に、前回からの進捗を振り返りたいと思います。
2Dアクションをつくるなら超絶おすすめです!!
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3ヶ月間のざっくりとしたまとめ
新しい機能、仕組みの追加
キャラ分離システム
先頭のキャラとその他のキャラを分離する機能を実装しました。
この機能によって「ボタンを押している間のみ開くドア」のような仕掛けが作れたり、キャラを引き連れて行動することが難しい地形でも対応できるようになります。
先頭を入れ替える機能と分離する機能を同時に実装すると、色々な状態を想定しないといけないので、実装はかなり大変でした。
操作するためのボタンも増えて操作が複雑になってしまうことも気になりますが、通常の遊び方では連続して使う機能ではないので、問題ないと思っています。
この機能のよいところは、分離をすると後方のキャラが体育座りするとことです。
単純にかわいい。
押せるブロックの実装
押して動かせるブロックは定番の動作で是非とも実装したいと思っていました。
プレイヤーキャラが1人であれば実装はあまり難しくないと思いますが、プレイヤーキャラが最大4人の隊列ともなると…
先頭以外のキャラがブロックに挟まったり、ブロックにはじかれてとんでも無い高さのジャンプをしたり、いろんなトラブルが発生するので実装には苦労しました。
今も問題は少し残ったままですが、そのうち見直すつもりです。
秘密の部屋システム作成
2D横スクロールのアクションゲームアプリでよく見られる秘密の部屋システムを実装しました。
近づくとマスクが外れる簡単な仕組みですがこれも4人の隊列が秘密の部屋に入った場合、秘密の部屋の内部で分離した場合など想定すると思ったより実装は大変でした。
秘密の部屋の仕組みがあると、プレイヤーはマップの怪しい場所を探索するのでゲームの深みが増すと思います。
新しいステージのシステム実装
ストーリー的に他のステージは異なる動作をするステージをいくつか作るつもりです。
その一つが車の屋根の上で戦うステージです。
疾走する車の上で敵が攻めてくるシステムはほとんどシューティングゲームの発想です。勝手にスクロールする背景や、敵キャラを順番に登場させるシステムの実装など、これも多くの作業が必要でした。
車が疾走する感じは表現できたので、このシステムには結構満足しています。
キャラや音の作成
ボスキャラ、中ボスの作成
このゲームでは全部で7〜8対のボスを登場させる予定ですが、全部を後回しにすると後で苦労しそうなので、前半のステージに登場するボスキャラを順番に作成しました。
動きを考えることもその動作を実装することも全部勉強になります。他のキャラに比べて大きいのでドット絵一つ完成させるのもひと苦労。
一見繋がりのないボスキャラたちですが、ストーリー的には重要な意味を持ちます。
中ボス的なキャラもいくつか作りました。ヘリのデザインや動きはかなりお気に入りです。
効果音やBGMの作成
音関連も少しづつ作り始めています。
ボタンを押した時や敵キャラを倒した時の効果音はずっと気になっていたので1から作り直しました。全体の音ができた時にはまた作り直すかもしれません。
BGMについてタイトル曲とステージ2の曲を作りました。
タイトル曲はかなり自分のイメージに近いものが出来上がりました。
音の制作は現在はガレージバンドを使って制作していますが、
プラグインとして「Magical 8bit Plug2」を利用しています。
これのおかげでチップチューン的な音作りが可能です。
簡単な操作で利用できる素晴らしいプラグインです!
INDIE Live Expo2022へのエントリー
ずっと参加したかったINDIE Live Expoへエントリーするために、思い切ってメインイメージを作り直しました。
メインイメージは一年位前に描いたもので、実際にゲームに登場するキャラとイメージが離れてしまいました。
書き直したメインイメージはゲーム内のキャラのイメージに合わせることができたと思います。
その流れで今更ながらゲームの企画書も作ってみました。
この企画書は誰に提出するものでもないですが、ゲーム全体を見直す良い機会になりました。
メインイメージを書き直したおかげなのか、無事「INDIE Live Expo2022」に参加できることが決まりました。
短い時間だとは思いますが、ぜひともチェックをお願いいたします!!
その他の細かい調整や処理
実機のiPhoneで遊ぶと同時タップが認識されたり、ボタンを押した際に他のボタンの入力を受け付けたりすることが判明。
ボタンの排他処理を見直しました。自分なりのやり方で実装しましたが、他の方がどのように実装しているのか気になる部分です。
このゲームの場合はステージごとにアイテムが登場するし、キャラは4人いるので各ステージの情報を設定するのも一苦労です。
一括して管理してステージ番号を入力するだけでアイテムやキャラの数を自動設定するような仕組みを作りました。
このゲームを作り始めた頃にはあまり気にしていなかったので、後から追加するのはめちゃくちゃ大変でした。
次のゲームの時はこの辺りの設計をしっかりとしたい。
最後に…
初めて制作したゲーム「DRAGON’S TOWER(ドラゴンズタワー)」はAppStore、Google Playにて、無料で配信中です。気になったら遊んで頂ければ幸いです!
「DRAGON’S TOWER(ドラゴンズタワー)」